第十二回

こんにちは。

最近ずっと雨か雪で、憂鬱な気分が続いていましたが、

今週になって綺麗な青空を見ることができて、

気分も少し上向きです。

 

気分が上がると、制作意欲も湧いてきて、

長時間作業をしていても集中が途切れないですよね。

ずっとコレだったらいいのに。

 

と、思いながら、今回もやっていきたいと思います。

 

 

何か作業をする時、音楽を聴きながらやる人、

結構いますよね。私もよくやります。

 

音楽ではなくて、「ラジオ」を聴く人はどれくらいいるでしょうか。

今回のテーマは「ラジオと音声技術の未来性」

です。

 

 

 

私の実家は専業農家であり、父も母も祖父も、

一日中花や野菜の手入れをしているのですが、

大抵作業中はラジオを聴いています。

 

ハウス内に人が多いときはラジカセで、

少人数や一人での作業中はスマホradikoを使っています。

 

私がラジオを聴いた記憶といえば、

手伝いをしていた時に聴いていたくらいなのですが、

 

聴いてみると案外内容は面白いですよね。

音楽番組じゃなくても、企画が楽しいものだったり、

テレビと違って、聴覚だけを意識しているから

とても聴きやすかったり、

 

作業をするのにはもってこいだと思います。

 

 

ラジオには周波数の違いで

「AM」と「FM」があり、

昔はどちらもニュースや娯楽として広く親しまれていましたが、

言わずもがな、テレビの登場によって急激に衰退してしまいました。

 

 

違いとしては、

「AM」は波長が長いため遠くまで届くが、音質が悪くなりやすい

「FM」は高音質だが届く範囲が狭い

 

といったところでしょうか。

 

AMラジオはもう虫の息、そろそろ消えるとも言われているのですが、

FMラジオの方は、最近持ち直しているようであり、

少し期待が高まってきている状況です。

 

実は、海外においてラジオはまだまだ人気であり、

聴取時間でいえば日本の約6倍聞かれているんだそう。

 

 

ラジオが役立つ場面として、一つあげられるのは

やはり「災害時」ではないでしょうか。

 

3.11東日本大震災の際に防災ラジオが注目され、

地震が起こったその時にちょうど放送していたニッポン放送では、

その後CMなしで62時間放送し続けたんだそうです。

 

熊本地震の際は、

NHKが自社のwebサイトでサイマル(同時)放送を行うなど、

ラジオの有用性が再確認されたともいえます。

 

リアルタイムの情報が得られる上に、

テレビと違ってどこでも聴くことができるラジオは

防災として聴けるものを一つは持っていたいところですね。

 

 

 

長岡市にも防災ラジオの普及に大きく貢献している企業があるそうです。

「ワキヤ技研株式会社」の開発した防災ラジオは、

緊急地震速報発令時に自動で起動し、

約1秒で情報を伝達できる機能を持っています。

 

普通のラジオが欲しいわけではないが、

災害時に素早く逃げるために早く情報が欲しい、

そんなニーズに応えた製品と言えます。

 

 

 

とは言えラジオを聴く人は例によって高齢者が多く、

若者向けの番組もあるのに若者にはほとんど普及していません。

 

衰退したAMラジオをFMラジオに統合させることで、

より高音質にして聴取者を増やす試みも始まっています。

 

先ほどちらっと書いた「radiko

これは全国のラジオをインターネットで放送するアプリであり、

私もスマホに入れています。

 

聴取方法を多様化させることでも聴取者を増やす狙いですね。

 

無料で聴けるのは住んでいる地域で受信できるものに限るそうですが、

有料サービスでは全国の好きな放送を聴くことができます。

(加入している放送局のみ)

 

しかし災害時にエリアフリー放送(有料)を無料にしたことがあるらしく、

本当にやるべきだったのか否か、という問題もあるんだそうで。

 

 

 

しかし、インターネットで聴ける、という点は

先ほど書いたように聴取者の幅が広がるという利点であると言えます。

 

 

radikoでは、聞き逃した番組も1週間無料で聴けるサービスを行っており、

途中から聴き始めた人も最初から聴くことができます。

 

ぜひテレビにも導入して欲しい機能ですね。

 

 

radiko以外のインターネットラジオ放送サービスももちろんありますが、

やはり使いやすいのはradikoではないでしょうか。

 

ぜひ一度アプリをインストールして使ってみてください。

 

 

 

しかし、インターネットで聴いているのならば、

FMラジオである意味があるのでしょうか?

 

ノルウェーでは「FMラジオ」を終了し

完全にデジタルに移行したんだとか。

聞けばデジタル放送の方がFMに比べメリットが多く、

逆になんでまだFMAMなんて使ってるの?という考えだそうです。

 

 

ネットによる生放送の話が以前ありましたが、

ラジオも配信できるのが現代。

 

Podcastでラジオの録画番組を配信することができます。

ツイキャスでもラジオ配信が可能になり、

簡単にラジオに挑戦できるようになっています。

 

 

 

音声認識技術も、ここ数年で飛躍的に発達しており、

最近では、会議の録音データを自動で文字に起こすことができたり、

Twitterでも音声による入力の方が普通に文字を打つより早いんだそうです。

 

 

OK Google」や「Hey siri」で思い浮かべる、

スマホ内蔵のアシスタント機能も、様々な機能が追加されており、

使いやすさ、利便性が向上しています。

 

Googleアシスタントについては、音声から履歴を遡ることも

できるようになっています。

 

 

 

電話、というのは、実は聞こえているのは相手の声ではないことを

知っている方はどれだけいるでしょうか。

電話に向かって話した声は、デジタル信号に変換され、

元からある声の情報から一番似ている声を届けているのです。

 

 

音声は文字情報としては小説よりも多く、

文字起こしができれば、検索に引っかかりやすくなるため、

検索に強いコンテンツとなるでしょう。

 

 

未だGoogleにおいても、音声や音源を検索することはできず、

かろうじて鳴き声が検索できる程度です。

 

 

 

音声解析技術の発展は、新たなYoutuberや映像作品を出現させるかも

しれませんね。

 

今回はこの辺りで、閲覧ありがとうございました。